Macのゴミ箱からファイルを取り出して元の場所に戻す方法は何ですか?また、Macのゴミ箱を空にして、中のデータが間違えて完全削除された場合、どうやってデータを復元すればいいですか?本記事は、ゴミ箱からデータを復元するいくつか効果的な方法、及びMacのゴミ箱を復元できるフリーで利用可能なソフト「FonePaw Macデータ復元」を使って、ゴミ箱から完全削除されたデータやファイルを復元する方法も紹介します。無料お試しで使ってみましょう!
Macから削除されたファイルはまずゴミ箱に移動されます。その場合、削除したファイルの復元は、ごみ箱で該当ファイルを見つけて簡単にできます。しかし、ゴミ箱を空にするという操作をしたら、中に残されるすべてのデータがMacから完全に削除されてしまうことになります。
このように重要なファイルを削除してしまったことに気づく前に、誤ってゴミ箱を空にしてしまったらどうでしょうか、とMacのゴミ箱のデータ復元に悩んでいる人は結構いると思います。そのため、本記事では「ゴミ箱を空にしない」と「ゴミ箱を空にした」という2つの状況を分けて、Macのゴミ箱からデータを復元する方法、またゴミ箱から完全削除したデータを復元する方法を紹介します。
「ゴミ箱を空にしない」Macのゴミ箱からデータを復元する基本的な方法
ユーザーが誤って重要なファイルやフォルダを削除してしまうという共通の問題に対処するために、Macに「ゴミ箱」という機能が組み込まれています。Mac上でユーザーやアプリケーションが項目を削除しても、ハードドライブから物理的に削除されるわけではありません。代わりに、「ゴミ箱」と呼ばれる特別なフォルダに移動されます。アイテムは指定された日数、または手動でゴミ箱を空にするまで、ゴミ箱に保管されます。
ゴミ箱が空になる前に、Macのゴミ箱からファイルを簡単に復元することができます。
Macのゴミ箱フォルダからファイルを元に戻す手順
ステップ1. Macのデスクトップにあるゴミ箱のアイコンをクリックして、「ゴミ箱」フォルダを開いてください。
ステップ2. ゴミ箱内で復元したいファイルやフォルダを探します。一覧から目的の項目を見つけましょう。
ステップ3. 目的の項目を見つけたら、右クリックして、表示されたメニューから「元の場所に戻す」を選択します。これで、ファイルはゴミ箱から取り出されてMacの元の場所に復元されます。
また、上部にある歯車アイコンをクリックしてから、「戻す」を押すと、ゴミ箱からファイルを復活することもできます。もし、右クリックして、「元の場所に戻す」オプションが表示されないことになったら、ゴミ箱から目的の項目を直接ドラッグして元の場所に戻すことも可能です。
大事なファイルを間違って削除して、ゴミ箱に入れた後にすぐ気づいたら、「command+Z」キーいうショートカットキーを使えば、そのデータ削除の動作を取り消すことができます。
Macで空にしたゴミ箱から削除したデータを復元できるか?
Macのゴミ箱を空にした後でも、データを復元することは可能です。ゴミ箱を空にすると、基本的にゴミ箱内のすべてのファイルとフォルダを永久に削除されます。だと言っても、Macのハードディスクや外部ストレージメディアからすぐに物理的に削除されるわけもありません。
ファイルにアクセスできるようにする論理リンクは削除されますが、データは見えない形でストレージデバイスに残ります。ゴミ箱にあったファイルが占有していたスペースは、Macのシステムが将来使用できるようにマークされるので、データが新しい内容で上書きされない限り、復元する可能があります。
データが上書きされる前に、専用のデータ復旧ソフトを使えば、削除された論理リンクを修復し、ファイルをシステムやアプリで使用できるように復元します。データが上書きされた後は、バックアップをとっている場合のみ復元することができます。
「ゴミ箱を空にした」Mac復元ソフトでゴミ箱から完全削除したデータを復元する
Macのゴミ箱を空にしたことで削除されたデータを復元しようとしたら、専門の復元ソフトを使うのが一番効果的です。ここでは、Macのゴミ箱から完全に削除したデータを復元できるソフトを5つ紹介します。
Macゴミ箱復元ソフトおすすめ1.FonePaw Macデータ復元
「FonePaw Macデータ復元」はMacに特化したプロなデータ復元ソフトで、ゴミ箱の復元がもちろん、macOSで外付けハードディスク・SSD・SDカード・USBなどの記憶媒体から、削除してしまった数百種以上のデータやファイルを復元できます。高性能のMac向け復元ツールとして、誤削除、フォーマット、クラッシュによる紛失など、あらゆる場合でのデータ復元に対応可能です。
2つ強力なスキャンモードで、Macのストレージを全面的かつ徹底的にスキャンし、写真やメールなどデータを検出できます。データはカテゴリー別で分類されているので、目的のアイテムを見つけやすく、特定の種類のデータだけを復元するのに便利です。さらに、無料体験版では、内蔵プレビュー機能で復元前にファイルの中身を確認できます。無料ダウンロードして使ってみましょう。
対応OS:mac OS 10.7およびそれ以降に対応
対応モデル:mac OS 10.7およびそれ以降のOSが搭載しているMacBook、MacBook Pro、iMac、iMac Pro、Mac Miniなど幅広いApple社のパソコンで動作可能
FonePaw Macデータ復元の優れる特徴:
- Macゴミ箱の以外、HDD、SDカード、USBなど外付けメモリのデータ復元に全般対応
- 誤削除したり、ゴミ箱を空にしたりフォーマットしたりするなどによるデータ損失を解消
- 写真、メモ、メール、ビデオなど1000種類以上のデータやファイルを簡単に復元
- 実用スキャンモードを搭載し、より高いデータ復元率を実現
- 復元前にデータをプレビューして、中身を確認可能
使い方がシンプルで、初心者でもすぐに使えます。下記はこのフリーで使えるゴミ箱復元ソフトを利用して、ゴミ箱から削除したファイルを復元する方法を紹介します。
FonePaw Macデータ復元でMacゴミ箱からデータを復元する手順:
ステップ1. 「ソフトを起動して、表示されるメイン画面でスキャンの対象となる「ゴミ箱」を選択します。
ステップ2. すると、Macゴミ箱のデータスキャンが始まります。クリックスキャンとディープスキャンによって、完全削除してしまったあらゆる種類のデータを検出します。
ステップ3. スキャンが完了したら、検出されたデータは種類フォルダごとに一覧で表示されます。ここでファイルを右クリックでプレビューできます。
復元したいファイルを選択して、「リカバリー」ボタンをタップすれば、Macのゴミ箱から削除されたデータが指定した保存先に復元されます。
以上のように、「FonePaw データ復元」を使用すれば、わずか3ステップだけで手軽にMacごみ箱から完全削除したデータを選択的また一括復元できます。高度な知識やスキルが必要とされず、案内に従えば初心者でも自宅で復元作業を行えます。これで、データ復元の専門店に頼まなくても、高い費用を掛けずに済ませます。是非ダウンロードして試してください。
Macゴミ箱復元ソフトおすすめ2. Renee Undeleter
「Renee Undeleter」はMacパソコン、またSDカード、USBメモリ、HDDなどの記憶媒体からデータを復元できます。写真、ドキュメント、ビデオ、音楽、電子メール、アーカイブなど多種類のファイルを救出可能ですが、無料体験版ではスキャンしたデータを復元するには購入が求められることにご注意ください。
ほぼ同じ機能を持つ「FonePaw Macデータ復元」と比べれば、価格はやや高いのです。インターフェースも少し古いです。良いコストパフォーマンスを求めるなら、まず上記のソフトを試すのを推奨します。
Macゴミ箱復元ソフトおすすめ3. Disk Drill
「Disk Drill」はMac用データ復旧ソフトで、消えてしまった大事な仕事の文書、音楽、写真、動画などのデータを復元できます。操作は簡単で、初心者でもMacゴミ箱から削除されたファイルを復元できます。
注意すべきなのは、このMacのゴミ箱復元ソフトによって検出されたファイルのプレビューを行うとファイルが損失する可能性があることです。安全性を求める方は「FonePaw Macデータ復元」を利用するのがお勧めです。
Macゴミ箱復元ソフトおすすめ4. MiniTool Photo Recovery Free
「MiniTool Photo Recovery Free」はMacのゴミ箱から削除された写真、オーディオ、動画の復元に特化した復元ソフトです。パソコン、デジカメ、SDカードなどのメモリーカード、外付けディスクやUSBメモリなどのデバイスからデータを検出、復旧できます。
「FonePaw Macデータ復元」と違って、スキャンモードは一つしかありません。データ復元の成功率が保証されないです。そのため、確実にMacゴミ箱から完全消したデータを復活するなら、より頼もしいソフトを使ってみてください。
Macゴミ箱復元ソフトおすすめ5. PhotoRec
「PhotoRec」はMacに対応した無料ファイル復元ソフトです。ゴミ箱から削除したファイルなどを復元でき、高い復元能力を持っています。残存データをファイルとして復元することに特化していますが、ファイル名を復元することにこだわりません。
無料ソフトなので、操作性に欠点があります。PhotoRecを使用する場合は全てコマンド上で使用することになるので、使用方法は少し難しくて初心者に不向きです。シンプルな操作手順でMacデータを復元しようとしたら、案内がなくても使える「FonePaw Macデータ復元」は間違いなく最適な選択です。
これまではMacのゴミ箱復元に対応するソフト、または復元方法についてご紹介しました。Macゴミ箱のデータを完全消去した場合のデータ復元、自分のニーズに応じて適切な復元ソフトを選択しましょう。
どれを選ぶ?Macゴミ箱復元ソフトの比較表
ソフト | FonePaw Macデータ復元 | Renee Undeleter | Disk Drill | MiniTool Photo Recovery Free | PhotoRec |
使いやすさ | ★★★★★ | ★★★★ | ★★★★ | ★★★★ | ★★★ |
スキャン速度 | ★★★★★ | ★★★★ | ★★★★ | ★★★ | ★★★★ |
動作環境 | macOS 10.7からmacOS 10.15まで | Mac OS X 10.6+ | Mac OS X 10.6+ | Mac OS X 10.5以上 | 不明 |
対応デバイス | Mac・外付けハードディスク・SSD・SDカード・USBなど | Mac、SDカード、USBメモリ | Mac、スマホ | Mac、USB、SDカード | Mac |
プレビュー機能 | あり | あり | あり | あり | なし |
価格 | 4886円(常に期間限定価格が提供) | 6480円 | 11382円 | $49.00 | 無料 |
結論といえば、Macゴミ箱復元フリーソフトをお探しであれば、「PhotoRec」は適切な選択ですが、無料なため、可視化の操作画面がなく、使い方も極めて複雑ですので、使いこなせるまで一定の精力と時間が必要です。Macとスマホから同時にデータを復元する必要があれば、「Disk Drill」を選択することができます。またの残りの有料ソフトの中、機能性とコスパを考えれば、「FonePaw Macデータ復元」は対応するデバイスが多くて、使いやすさもトップクラスで一番お勧めします。
「ゴミ箱を空にした」バックアップからMacゴミ箱から完全削除したデータを復元する
MacでTime Machineのバックアップからデータを復元する
「Time Machine」はMac OSに標準搭載されているバックアップ機能で、ユーザーの音楽・写真ファイルとフォルダだけでなく、メール、書類、システムファイルやアプリケーションなど、パソコンにあるすべてのデータを自動的にバックアップして、保存してくれます。
しかし、Time Machineというバックアップ機能を利用するには有効に設定する必要があります。Mac の自動バックアップ機能「Time Machine」を有効にしていた場合、バックアップから空にしたゴミ箱のデータを復元することが可能です。まず、お使いのMacパソコンのTime Machineが有効になっているか確認しておきましょう。
Time Machineが有効になっているか確認する手順:
ステップ1. Macの左上のメニューバーからアップルアイコンをクリックして、表示されたメニューから「システム環境設定」を選択します。
ステップ2. システム環境設定の画面で「Time Machine」を見つけてクリックします。
ステップ3. そして、Time Machineの環境設定画面に入ります。「入」になっている或いは「バックアップを自動作成」にチェックが入っていると、Time Machineのバックアップが有効になっているので、復元が可能です。
Time Machineバックアップを復元する手順:
それでは、下記の操作手順を参考してMacのファイルを復元してみましょう。
ステップ1. Macを起動した後、Finder が表示される場合は「アプリケーション」>「ユーティリティ」をクリックして、移行アシスタントを開きます。
ステップ2. 情報の転送方法を選択する画面では、「Mac、Time Machine バックアップ、または起動ディスクから」を選択して、「続ける」をクリックします。
ステップ3. バックアップに復元したいファイルが含まれていることを確認した上、Time Machineバックアップを選択してから「続ける」をクリックします。
ステップ4. バックアップを選択する画面では、一覧リストから復元したいデータが含まれる日時別にまとめられたバックアップを選択して、「続ける」をクリックします。
ステップ5. 転送する情報を選択してから「続ける」をクリックすると、データの転送もしくは復元が開始します。
以上の復元プロセスが終わったら、Macのゴミ箱から完全に削除されたデータやファイルが元のように復元されます。
Time Machineの設定方法、またはこの方法についてまだ分からない部分がありましたら、MacのTime Machineでデータを復元する時の注意事項という関連記事を参考にしてください。
Macのタイムマシンを使ってゴミ箱を空にして削除してしまったファイルを復元できますが、バックアップしているデータが古いということが多いです。また利用中にうまくできないという不具合が起こりやすいです。
もし、Time Machineを設定していない状態でMacのゴミ箱を空にしたら、消えてしまったデータを復旧したり、作業に不安を感じたりするときには、プロのゴミ箱復元ソフトの力を借りるか、Time MachineでMacのファイルが復元できない対策を参考する以外に、次の方法を試しもいいです。
iCloudバックアップで空にしたMacゴミ箱からファイルを復元する
タイムマシン以外のバックアップツールを使用している場合、ゴミ箱を空にしたときに永久に削除されたファイルを復元するために、それらのツールを使用することができます。iCloudを使ってMacの大事なファイルをバックアップしたことがあれば、バックアップからファイルを復元することも方法の一つです。
iCloudで空にしたゴミ箱からファイルを復元するには、次の手順を参照します。
iCloudバックアップを復元する手順:
ステップ1. iCloud.comにアクセスし、アカウント情報を使ってサイトにサインインします。「設定」をクリックします。
ステップ2. ウィンドウの左下、「詳細設定」タブにある「ファイルの復元」オプションをクリックします。
ステップ3. 復元したいファイルを見つけて、ファイル名の左側にあるボックスにチェックを入れます。「すべて選択」オプションを選択すると、すべてを一度に復元することができます。「復元」をクリックすると、操作が完了したら、ゴミ箱から失われたデータが復元されます。
Macゴミ箱のデータ復元についてよくある質問
Macのターミナルでゴミ箱から削除されたファイルを復元できるか?
Macのターミナルを使ってゴミ箱を復元することは可能ですが、ゴミ箱が空にされていない場合のみです。Macのターミナルを使って削除されたファイルを復元する方法については、こちらのページをご覧ください。
Macのゴミ箱はどこにある?
Macのゴミ箱は通常、画面の下部のDockにあります。Dockの一番右にあるゴミ箱アイコンをクリックすると、ゴミ箱内のアイテムが表示されます。
Macのゴミ箱で戻すがないのはなぜですか?
Macのゴミ箱で「戻す」オプションが表示されない場合、以下のいくつかの理由が考えられます。
- ゴミ箱内のアイテムが元の場所に戻せない状態になっています。これは、アイテムがゴミ箱に移動されてから一定の期間が経過し、自動的に永久的に削除される設定になっている可能性があります。
- ゴミ箱に移動されたアイテムが外部のドライブに保存されている場合や、元の場所が変更された場合も、「戻す」オプションが表示されないことがあります。
- ゴミ箱が空になっている場合、削除済みファイルが存在しなければ、「戻す」オプションは表示されません。
- Macシステムのエラーやディスクの問題、他のソフトとのコンフリクトなどが原因で、ゴミ箱が正常に動作しなくなり、「戻す」が表示されないことがあります。
- Macのセキュリティ設定で「安全な削除」が有効になっている場合、ゴミ箱に移動したファイルは完全に削除されて復元できなくなります。
MacBookでゴミ箱を空にした場合にその中のファイルを復元できるか?
もちろん可能です。Mac向けのゴミ箱復元ソフトを使用して、上記の手順でMacBookの空になったゴミ箱からファイルを復元することができます。注意すべきなのは、データの上書きを防ぐために、MacBookでの操作をお控えください。
ゴミ箱から削除したファイルを復元するにはどうすればいいですか?
Macのゴミ箱を空にした後、Time MachineまたはiCloudに利用可能なバックアップがあれば、復元したいファイルが含まれるバックアップを使用して、削除されたファイルを復元することができます。ゴミ箱から完全削除したファイルのバックアップがない場合、専門のMacデータ復元ソフトである「FonePaw Macデータ復元」を試してみるのがおすすめです。Mac上で削除したすべてのデータをスキャンして検出し、復元できますので、無料でお試しください。
Macのゴミ箱からデータを復元できないのはなぜですか?
Macのゴミ箱からデータを復元できない理由はいくつかあります。
ゴミ箱が空になっている:ゴミ箱を空にした場合、以前削除されたファイルを復元することはできません。
30日の保留期限が過ぎる:ゴミ箱は30日後に自動的に空になるように設定されていれば、30日後にファイルが永久に削除されて復元できないことになります。
ゴミ箱内のファイルが暗号化されたドライブにある:ゴミ箱内のファイルが暗号化されたドライブにある場合、復元するためにはドライブがマウントされている必要があります。
ゴミ箱内のファイルが外部ドライブにある:ゴミ箱内のファイルが外部ドライブにある場合、そのドライブが接続されていないと復元できません。
まとめ
本記事では、Macのゴミ箱からデータを元に戻す、またはMacのゴミ箱から完全削除されたファイルを復元する方法を紹介いたしました。Macで削除したばかりのデータを復元したいなら、ゴミ箱の「元に戻す」で簡単にデータを取り出します。しかし、Macでゴミ箱を誤って空にした場合、タイムマシン機能が有効にしているなら、バックアップからデータを復元できますが、バックアップをしていなかったら、Mac向けのゴミ箱復元ソフトを使う必要があります。
その中一番おすすめなのは「FonePaw Macデータ復元」です。強力なスキャンモードによってMacのディスクを完全にスキャンして、ゴミ箱から完全に削除されたデータを手軽く復元可能です。